(※この記事は内容と投稿日時に差があります)
結構前になるが、いぬさんがフードジプシーになっている話をしたと思う。
うちに来たばかりの頃のいぬさんは、前の飼い主さんが持たせてくれたフードや、我が家で新しく用意して徐々に切り替えたフード(どちらもドライタイプ)を全力で尻尾を振りつつ喜んで食べてくれていた。
しかし、1歳と数か月が経った頃から、だんだんとフードの食べっぷりが悪くなってきたのだ。
いぬさんのフードジプシーで試したこと
いぬさんのフードジプシーで、まず心配したことは彼の健康状態である。どこか具合が悪くてご飯を食べたくないのかも……と考え、数日注意深く観察していたが、ご飯の進みが悪いだけで、おやつは喜んで食べ、水もいつものように飲み、とても元気に走り回っているではないか。
どうやら、具合が悪いわけではないようだ。とりあえず一安心。
次に試したことは、ドライフードへのトッピングである。
犬用のふりかけや、普段喜んで食べるおやつ、缶詰状のウエットフードなどをいつものドライフードにトッピングする作戦だ。人間に例えるところの『味変』というやつだ。
いろいろなトッピングを試し、お肉をのせたときが一番良い食いつきであることが判明したが、器用にトッピングだけを食べ、フードの進みは相変わらずなことが多かったため、トッピング作戦は一旦終了とした。
次に試したのは、あれこれ手をかけず、こちらが出したものをきちんと食べるまでそっとしておく方法だ。これはネットで『犬 フード 食べない』と検索して見つけた方法である。
ネットによると、フードを食べないからといってあれこれ手をかけていると、気に入らないときには新しいものを出してくれると学習してしまうので避けた方が良い、ということらしい。
・30分程経ってもフードを食べないときは思い切ってお皿を下げる
・フードを食べるようになるまでおやつは与えないようにする
主に上記2点を我が家なりに試してみたが、美味しく楽しく食事をしてほしいのに、これでは犬も人間も疲弊してしまうぞと思いなおし、3日を待たず別の方法を試すことにしたのであった。
かいぬしの脳内には、ご飯の時間を「待っていました!」とばかりに喜んで、ドライフードをカラカラと注ぐ音に尻尾を振りまくるかつてのいぬさんの姿が焼き付いているのだ。
甘いと思われるかもしれないが、ご飯は楽しく食べてほしいのである!!
次に試みたのは、様々なフードの中からいぬさんの『お気に入り』を見つける作戦である。世の中は便利なもので、少し検索するだけで、犬用フードのお試しセットや、少量小袋サイズのフードをたくさん見つけることができる。
ドッグフードも数撃ちゃ当たる!!……ということで、とりあえず目についたものを購入してみることにした。最初から大袋を買うとなるとお財布がとんでもないことになってしまうが、少量のお試しサイズなので価格帯も優しめであり、おかげで様々なフードを購入することができた。
さて、様々なフードを試していぬさんの食事傾向が分かってきた。最初の1~2回は新しいフードへの興味か、少し尻尾を振りつつパクパク食べるのだが、どのフードも3回目から食いつきが悪くなるのだ。
あまり新しいものを立て続けに食べさせるのも良くないので、様子を見ながらいろいろと試してみたが、反応はどうにも微妙である。
救世主、現る
そんなこんなで、万策尽きたかと思い始めた矢先、ついに我々は救世主に出会うこととなる。ある日、ホームセンターで何気なく手に取ったとあるドッグフード。
その名も『コンボ・ドッグ、角切りビーフ・キャベツブレンド』である!!
(次回へ続く――)