白柴犬との日がな一日

白柴の“いぬさん” ベタの“こくまろ” かいぬしの日常を綴る雑多ブログ

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白柴犬のいぬさんと、肉球の話

ぐっすりないぬさん

 

うちのいぬさんはとにかく外が大好きだ。

早朝に散歩に行き、午前中のどこかのタイミングで近所のパトロールを10分程度1回、14時~15時の間にも10分程パトロールを1回挟み、その後夕方の散歩に行き、18時~19時の間にまた10分程度のパトロールを1回、少し寝て、20時~21時ごろにも10分程度のパトロールを1回……という具合だ。

 

このパトロールはいぬさんの気分によって行く日も行かない日もあるが、朝夕2回の散歩を含み、最低でも3回、多くて6回はどんな天候でも外に出ている計算になると思う。――というのも、数年前に去勢手術をしたいぬさんは、周囲の例に漏れず太りやすい体質になってしまったようで、運動……特に室内でするボール投げや追いかけっこは省エネを覚えてしまいあまり意味がないため、健康的な体重をキープする目的でかいぬしA、B、Cが三者三様にちょこちょこと連れ出すようにしている というわけだ。

 

外から帰ったら?

外から帰ったら、人間はまず手洗いうがいをするが、いぬさんの場合はまず『足洗い』をしなくてはならない。いぬさんは庭や畑を歩くこともあるので、足についた土や泥をそれなりに落とさねば家に入ることまかりならぬとお触れが出ている。そしてこの足洗いは、何度も外に出れば出るほど回数も多くなってしまう。

 

『回数が多くなってしまう』とネガティブに書いたが、足洗いの回数が増えると何がいけないのかというと、いぬさんの足を洗えば洗うだけ、肉球へのダメージが増えてしまうのだ。これは人間が何度も手を洗うと、乾燥してガサガサになってしまうのと一緒で、いぬさんの場合は毎回水に触れる肉球がガサガサしてしまうのである。

勿論、洗浄剤はなるべく使わないようにしているので、毎回冷たすぎない程度の水で足を洗うことになるのだが、回数が回数のため、いぬさんの肉球からはそれなりの潤いが奪われているはずである。コンクリートをたくさん歩く犬の肉球は硬くなりやすいらしいが、いぬさんの場合は明らかに足洗いの回数が問題ではないかと感じる。

 

対策として考えた案は3つ。

1つ目、外に出るのを控える。

これは却下である。運動不足とストレス解消のため、いぬさんが行きたい!との素振りを見せたときにはなるべく連れて行ってあげるつもりだ。

2つ目、足洗いの見極めをする。

これは、水で洗わなければいけない場合と、拭くだけでも良さそうな場合の見極めを徹底する案であり、すぐに実行が可能なので採用。

3つ目、肉球に潤いを与える。

これは、肉球クリームなどでいぬさんの肉球に潤いを与える作戦である。おそらくいぬさんのこと、塗った肉球クリームは瞬時にぺろぺろと舐めてしまうだろうから、舐めても安心な原料であることが求められる。肉球クリームの原料をいろいろと調べ、ホホバオイルが配合されているものが多かったため、とりあえずホホバオイルを使用してみることに。筆者、飼い主Cはオーガニックホホバオイルを常備しているためこちらもすぐに実行が可能だ。

 

潤いキープ作戦の行方

結論から述べる。現在まで長期で継続できている案は、上記2つ目の『足洗いの見極めをする』のみである。3つ目の、肉球に潤いを与える作戦は、案の定というか、いぬさんがこれでもか!というくらい執拗に、時間をかけてオイルを舐めとってしまい、逆に潤いが奪われそうな勢いだったため断念することになった。ホホバの香りがあまりしない、精製済みのオイルも使用してみたが、結果は変わらず……。

また、普段肉球を触ったり拭いたりしても特に嫌がらないいぬさんが、オイルを塗るときだけは結構嫌がる というのも断念した理由の1つとなる。素材自体の香りと、塗っている感じ(いぬさん的な違和感)が無い保湿剤を見つけられれば、もう少しぷにぷにした肉球になるのでは、とも思うが、これもまた長い戦いになりそうだ。